外部コマンド
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外部コマンド(がいぶ -)とは、CUI環境においてコマンドインタプリタに組み込まれていないコマンドのことである。CP/Mではトランジェント・コマンドと呼称した。反対にコマンドインタプリタに内蔵されているコマンドを内部コマンド(ビルドイン・コマンド)と呼ぶ。ディスクに収められたプログラムを呼び出しているので、アプリケーションソフトとの線引きはあいまいにならざるを得ない。OSに標準添付されているコンソールアプリケーションのことを指すとする説がある。
コマンドインタプリタが動作していれば必ず使用できる内部コマンドと違い、外部コマンドは原則カレントディレクトリに存在しないと実行できない。MS-DOSやUNIX系OSのように階層化ディレクトリをサポートしているOSの場合、コマンドの在り処を環境変数を用いてあらかじめ登録することが出来る。
代表的なものにMS-DOSに含まれるディスクのフォーマット用のコマンドである「FORMAT」がある。