大動脈弁
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大動脈弁(だいどうみゃくべん、英: aortic valve, 羅: valva aortae)は、心臓の左心室から大動脈への血液の流出路にある弁である。
[編集] 機能
大動脈弁は、左心室が収縮すると同時に開いて血液を大動脈へ送り出し、左心室が拡張すると同時に閉じて血液の逆流を防止している。
[編集] 構造
大動脈弁は、右冠尖、左冠尖、無冠尖と呼ばれる三つの弁尖から成っている。右冠尖は右冠動脈を、左冠尖は左冠動脈を出している。その名の通り、無冠尖は冠動脈を出していない。
[編集] 大動脈弁の疾患
- 大動脈弁狭窄症(AS)
- 大動脈弁閉鎖不全症(AR)