大理白族自治州
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大理白族自治州(だいりはくぞくじちしゅう, Dali Baizu Zizhizhou)は中華人民共和国雲南省の自治州。面積29,459平方キロ。人口330万人、うち漢族が半数を占め、残りの半数は少数民族である。白族は全体の3分の1を占める。大理州と略称する。自治州首府は大理市に所在する。
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[編集] 地理
大理自治州は雲南省中西部に位置し、東は楚雄イ族自治州,南は思茅地区、臨滄地区,西は保山市、怒江リス族自治州と接し、北は麗江市である。自治州首府は大理市下関に所在する。省都昆明市まで338キロ。
金沙江、メコン河(瀾滄江)、サルウィン川(怒江)、紅河が州内を流れる。大理市東部に省内第2の内陸淡水湖洱海があり、風光明媚で、「高原の真珠」として国家級の重点風景名勝区となっている。
[編集] 歴史
南詔や大理国は大理を都としたが、元代に雲南の中心は昆明に移り、この地域には大理路などが置かれた。明清時代には大理府となっている。1956年11月22日、大理白族自治州が設置された。
[編集] 行政区画
- 県級市:大理市
- 県:漾濞イ族自治県、祥雲県、浜川県、弥渡県、南澗イ族自治県、巍山イ族回族自治県、永平県、雲竜県、洱源県、剣川県、鶴慶県
[編集] 外部リンク
- 大理白族自治州公式サイト(中国語、英語)
- 雲南省の行政区画
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地級市: 昆明 | 曲靖 | 玉渓 | 昭通 | 思茅 | 臨滄 | 保山 | 麗江 自治州: 文山チワン族ミャオ族自治州 | 紅河ハニ族イ族自治州 | 西双版納タイ族自治州 | 徳宏タイ族景頗族自治州 | 大理白族自治州 | 楚雄彝族自治州 | デチェン蔵族自治州 | 怒江リス族自治州