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大首(おおくび)は、日本に伝わる妖怪の一種で、突然夜空に現れる巨大な女の首の事。
江戸時代に現れたとされ、歯にはお歯黒を塗りたくっており、家中の屋根の上に浮かび上がっては不気味ににたにた笑っているという。
鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」には、ぼうぼうとした長い髪の毛がばさばさと風になびいており、口から長い舌を出した大首が描かれている。
平安時代にも似たような巨大な女の首の妖怪が出現したとあるが、それは「面女(つらおんな)」と呼ばれている。
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