太刀持ち
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太刀持ち(たちもち)とは、大相撲で横綱土俵入りの際に横綱に付き添い「太刀」を持って出てくる力士。入場の際には、行司・露払い・横綱・太刀持ちの順に入場する。太刀持ちの力士は横綱と同部屋かあるいは一門の部屋の力士で横綱に次いで番付の最も高い力士が担当する(ただし、大関が太刀持ちをつとめるケースは、大鵬幸喜のときの大麒麟將能など、まれである)。部屋が違う場合には、横綱と対戦することもあるが、その日には別の力士と太刀持ちの役目を交代する。
横綱土俵入りの際には、〈三つぞろい〉と呼ばれるセットになった化粧廻しをつけるので、幕内土俵入りの際には、自分の化粧廻しをつけられない場合が多い。ただし、横綱が多いときに、土俵入りの順番が後ろに回る日などは、自分の化粧廻しで幕内土俵入りをつとめることもある。
太刀は竹光の場合が多いが、それでも蹲踞の姿勢を長くたもつことは結構苦しいようで、それが修業になるという意見も多い。
横綱の引退相撲のときに、ほかの横綱が二人以上いるときには、残った横綱のなかで先輩にあたるほうが引退相撲の土俵入りの太刀持ちを勤めることがある。そのときには、みずからも横綱を締めて土俵入りに参加する(詳細は横綱土俵入りの項目を参照のこと)。
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