子泣き爺
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子泣き爺(こなきじじい)は、日本に伝わる妖怪の一種で、徳島県の山中に現れるとされる。児啼爺と表記される事も。
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[編集] 概要
本来は老人の姿だが、遠くから見るとまるで赤ん坊のようで、山道の脇などに「おぎゃあおぎゃあ」と赤ん坊の声で泣いている。かわいそうと思って抱き上げたりすると、いきなり重くなり、手放そうとしてもしがみついて離れなくなる。そしてその人間の命を奪ってしまうといわれる。
最近になって、山間部の枯葉などの堆肥による低酸素・高二酸化炭素状態が、幻覚作用と体重感を引き起こさせていたことが由来ではないかとも言われてきている。
また、徳島に子泣き爺の伝承自体が存在しておらず、大正時代の実在の子供の泣き声が得意な老人の噂話と後述のゴギャナキの伝承が混ざって生まれたという説もある。
[編集] ごぎゃ啼き
同じ地方にごぎゃ啼き(ごぎゃなき)という名の子泣き爺がいるが、一本足である事と、「ごぎゃごぎゃ」と泣く所以外は共通している為、同一視されることもある。
[編集] 関連項目
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