宇治山哲平
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宇治山 哲平(うじやま てっぺい、明治43年(1910年‐ 昭和61年(1986年)6月18日)は、日本の美術家。始め木版画を主に制作するが後に油彩画に転向。輝いた栄誉には第12回毎日芸術賞をはじめ、第32回西日本文化賞、などがある。
大分県日田市に生まれる。日田工芸学校で漆芸蒔絵の技法を習得し、日田漆器株式会社に入社。漆工や木工デザインを担当する。同時に独学で木版画を学び、様々な芸術賞に入選する。油彩画の制作を始めると同時にアトリエを奈良県天理市に構える。 1961年大分県立芸術短期大学教授となり別府市に移る。
個人美術館である宇治山哲平美術館が大分県日田市にある豆田町に設立されたが、資金不足のため2004年に休館。現在も再開のメドは立っていない。