安藤忠恕
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安藤 忠恕(あんどう ただひろ、1941年(昭和16年)3月9日 ‐ )は、日本の政治家。第16代宮崎県知事。
[編集] 概要
宮崎県西都市出身。宮崎県立妻高等学校、宮崎大学学芸学部卒業。
1964年の宮崎県入庁以来、事務方として勤務。1998年には県庁を退職し翌年の宮崎県知事選に出馬するも落選。2003年には自営業者や主婦層を支持基盤とした「草の根選挙」を展開し、前知事の後継と目されていた民主、社民推薦の牧野俊雄を破り初当選を果たした。2005年10月には公約通り、副知事に元体操選手の坂佳代子を起用。
2006年11月に発覚した官製談合事件の責任を問われ、2006年12月1日、県議会が知事の不信任決議案を可決した後、事件への関与を認めることになるとして、一旦は議会を解散させず自らも辞職しないという方針を表明したが、その後辞職の意思を表明し、2006年12月4日、知事職を辞職した。2006年12月8日、競売入札妨害(談合)容疑により宮崎県警に逮捕されたが、一貫して事件への関与を否定している。同年10月23日に逮捕された佐藤栄佐久前福島県知事、11月15日に逮捕された木村良樹前和歌山県知事と、3ヶ月の間に3人の知事が逮捕されたことは大きな波紋を広げた。
[編集] 略歴
- 1964年3月 宮崎大学学芸学部(現教育文化学部)卒業
- 1964年4月 宮崎県庁入庁(上級法律職)
- 1982年4月 総務部財政課財政主幹
- 1983年4月 福祉生活部障害援護課課長補佐
- 1984年4月 土木部管理課課長補佐
- 1986年4月 環境保健部環境保全課長
- 1988年4月 総務部人事課長
- 1990年4月 企画調整部リゾート・シルバー・振興拠点推進局長
- 1992年4月 企画調整部次長
- 1993年4月 人事委員会事務局長
- 1995年4月 商工労働部長
- 1998年3月 県庁を退職
- 1999年8月 宮崎県知事選挙に出馬し落選
- 2003年8月 宮崎県知事選挙に出馬。元県出納長の牧野俊雄候補らを破り初当選
- 2006年11月 官製談合事件が発覚、同県議会において知事辞職勧告決議が可決
- 2006年12月1日 同県議会において知事不信任決議案が可決
- 2006年12月3日 宮崎県知事辞職を表明。同議会の議長に辞職願提出
- 2006年12月4日 県議会の決議を受けて即日辞職
- 2006年12月8日 競売入札妨害(談合)容疑により宮崎県警に逮捕される
- 2006年12月28日 競売入札妨害容疑で起訴
- 2007年2月8日 事前収賄と第三者供賄容疑で追起訴
[編集] 関連項目
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