実行時型情報
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
実行時型情報(じっこうかたじょうほう、RTTI、RunTime Type Identification)とは、実行時、メモリ上に存在するオブジェクトのデータ型に関する情報のことである。 主に継承構造や、実装によってはメンバ関数などの情報を保持していることもある。これによってプログラムのオブジェクト・変数の型を動的(実行時)に判別できるようにすることができる。
実行時型情報は多くのプログラミング言語で用いることができるが、RTTIは特にC++で用いられる言葉である。C++でdynamic_castまたはtypeid演算子を用いるにはRTTIを有効にしなければならない。