将棋世界
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将棋世界(しょうぎせかい)は日本将棋連盟出版部が発行する将棋専門の月刊誌。
1937年に当時大手出版社だった博文館発行として創刊され(1937年10月号)、後に日本将棋連盟の発行となる。将棋専門誌としては『近代将棋』誌と共に最も伝統ある雑誌の一つ。
内容はタイトル戦の観戦記や解説、将棋の講座、詰将棋、棋士へのインタビュー記事、棋戦の対局結果、将棋界の各種情報等ほぼ全て将棋に関する物。執筆者は編集部員以外に観戦記者や棋士らも多い。将棋連盟の事実上の機関誌で、初段から六段までの免状を授与する紙上検定も行なっている。
編集部員は連盟出版部の職員で、歴代の編集長には山川次彦八段、観戦記者の太期喬也、将棋史研究家の清水孝やす(印字不能、安の上に日)、詰将棋作家の野口益雄、田丸昇八段など将棋関係者が多い。作家の大崎善生は元編集長。