小御門神社
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小御門神社 | |
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所在地 | 千葉県成田市名古屋898 |
主祭神 | 贈太政大臣藤原師賢公(文貞公) |
社格等 | 別格官幣社・別表神社 |
創建 | 明治15年(1882年) |
例祭 | 4月29日 |
小御門神社(こみかどじんじゃ)は、千葉県成田市(旧下総町)にある神社である。旧社格は別格官幣社。建武中興十五社の一社である。
後醍醐天皇の側近の藤原師賢を祀る。師賢は元弘元年(1331年)、後醍醐天皇の身代わりに比叡山で討幕の挙兵したが(元弘の変)捕えられ、元弘2年に下総国に流されて、その3か月後に32歳で歿した。建武中興の際に太政大臣を追贈され、文貞公の諡号が与えられた。
明治10年(1877年)、住民により師賢を祀る神社の創建運動が起こった。明治12年に神社創建の許可が下りて「小御門神社」の社号が決定し、明治15年に師賢の墓跡に社殿を造営し、同年4月29日に鎮座祭が行われ、同年6月14日に別格官幣社に列格した。
後醍醐天皇の身代わりとなったことから「身代わりの神」として、交通安全・航空安全に御利益ありとして信仰される。