少女フレンド
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「少女フレンド」(しょうじょフレンド)は、かつて存在した漫画雑誌。講談社から発行されていた。
1962年、週刊誌として誕生。「少女クラブ」と「なかよし」で培われた少女向け雑誌作りのノウハウと、「週刊少年マガジン」で得た週刊誌作りの経験を生かしたものだった。また、「少女クラブ」の後継誌という役割も担っていた。
しかし1年後に「マーガレット」(集英社)という競合誌が誕生したことで、激しい競争を繰り広げることになった。さらに1970年には「少女コミック」(小学館)が週刊誌化(少女コミック自体は1968年に創刊)されたことで競争が激化した。
こうした状況の中で、『はいからさんが通る』(大和和紀)や『生徒諸君!』(庄司陽子)などといった傑作を生み出していったが、雑誌の勢いそのものは徐々に低下していった。1974年に週刊から月2回刊化、さらに1991年には月刊にまで格下げされるという体たらくにまで落ちていった。そして1996年10月号をもって事実上廃刊となった。「なかよし」、「りぼん」(集英社)に次ぐ少女漫画誌の名門の廃刊に多くの人が驚き、テレビのニュース番組でも取り上げられた。
また、「少女フレンド」廃刊前の1996年7月、「Kiss」増刊号として「デザート」が発行されたが、執筆陣の多くは「少女フレンド」所属の若手漫画家であり、実質的な後継誌はこの「デザート」となった。「少女フレンド」の廃刊後、この「デザート」は数ヶ月に1回ごとに発行され、1997年9月号より月刊誌として新創刊された。
なお、増刊枠の「ザ・フレンド」は、本誌の廃刊後も残っていたが、1999年、「デザート」の増刊枠である「ザ・デザート」に吸収される形で消滅した。
[編集] 関連項目
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