岡崎朋美
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
女子 スピードスケート | ||
銅 | 1998 | 女子 500m |
岡崎 朋美(おかざき ともみ、1971年9月7日 - )はスピードスケート選手。所属は富士急行。現在日本オリンピック委員会・選手強化キャンペーン・シンボルアスリート制度適用選手である。
目次 |
[編集] 略歴
- 北海道斜里郡清里町生まれ。実家は酪農業。
- 小学3年生でスケートを始め、清里中学校、釧路星園高校を経て、名門・富士急へ。それまでは無名だったが、先輩である橋本聖子選手とともに練習を重ね、才能を開花させる。
- 1994年リレハンメルオリンピック、1998年長野オリンピック、2002年ソルトレークシティオリンピック、2006年トリノオリンピックと、4度の冬季オリンピックに出場。
- 長野五輪では日本女子短距離として初めてメダル(銅)を獲得し、「朋美スマイル」で全国的な人気者となった。
- 椎間板ヘルニアからカムバックし、ソルトレークシティ五輪500mで当時の日本記録を樹立。その後も第一線で活躍を続け、2005年1月には通算7度目となる日本記録更新(37秒73)を成し遂げた。
- トリノオリンピックでは、日本選手団の主将を務める。500mでは1本目、2本目共に38秒46をマークし、4位入賞を果たした。
- 常に限界を考えず、マイペースをモットーとしているため、年齢をさほど気にしておらず現在、バンクーバーオリンピックを目標としている。
- 2006年12月の全日本スプリント選手権では9年振り3度目の総合優勝を達成した。
[編集] 主な成績
- 1994.2 リレハンメルオリンピック 500m 14位
- 1998.2 長野オリンピック 500m 3位入賞(銅メダル獲得)、1000m 7位入賞
- 2002.2 ソルトレークシティーオリンピック 500m 6位入賞
- 2006.2 トリノオリンピック 500m 4位入賞、1000m 16位
[編集] 雑学
- 動物が大好きで数年前までミニチュアダックスフント、「ゴールド」を飼育していたが死去した。そのため今でも自分のスケート靴のブレードカバーには"Gold"というロゴを付けている。
- 子供のころ家にあったバイクを庭で乗りまわして遊んだこともあったという程の車、バイク好きで知られ、富士急行に入社時頃に読む雑誌は車関係のものが多かった。
- はじめて免許を取って購入したのが三菱・ギャラン。その後日産・スカイライン、三菱・パジェロエボリューションという国内最高の馬力を誇るモデルに乗り換えている。
- 年齢による体力の衰えを感じさせないスケーティングで2006年度全日本スプリントを総合優勝。その表彰式のプレゼンターは岡崎が尊敬する先輩・橋本聖子であったが、表彰状授与式で橋本は、「表彰状・・・優勝、岡崎朋美、35歳!」とアドリブで読み上げ会場内の笑いを誘った。