岩瀬達哉
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岩瀬 達哉(いわせ たつや、1955年-)はフリーのジャーナリスト。和歌山県出身。東洋大学文学部哲学科卒業。記者クラブ制度に代表されるマスコミの体質や年金問題についての報道を中心的に行っている。
1996年、講談社の雑誌『Views』に発表した「朝日新聞社の研究」(『新聞が面白くない理由』に収録)において、巻頭コラム「天声人語」の執筆者だった疋田桂一郎や、海外ルポルタージュで知られる本多勝一らの著名記者が、リクルートから、リクルート事件が発覚する前年の1987年に接待を受けていたと報じた。本多は編集長を務める雑誌『週刊金曜日』や、雑誌『噂の真相』での自身の連載記事・コラムで捏造記事と非難した上、岩瀬に対し「講談社の飼い主にカネで雇われた番犬・狂犬の類」、(フリージャーナリストは)「売春婦よりも下等な、人類最低の、真の意味で卑しい職業の連中」「人間のクズ」「カス」などと言いたい放題の罵詈雑言を浴びせた。これに対し岩瀬は本多と疋田を名誉毀損で提訴し、本多も反訴した。東京高裁は2005年、本多の反論が限度を越えて極めて悪質と認定、岩瀬の記事についても一部名誉毀損扱いで敗訴で収束。
2004年、『年金大崩壊』で講談社ノンフィクション賞受賞。
[編集] 著書
- 『新聞が面白くない理由』(講談社, 1998年, ISBN 4062088576; 講談社文庫, 2001年, ISBN 4062732858)
- 『われ万死に値す ドキュメント竹下登』(新潮社, 1999年, ISBN 4104325015; 新潮文庫, 2002年, ISBN 4101310319)
- 『TALKING LOFT3世〈VOL.1〉新宿歌舞伎町ロフト・プラスワントーク集 Vol.1T』(ロフトブックス, 1999年, ISBN 4877770062)
- 『年金大崩壊』(講談社, 2003年, ISBN 4062117975)
- 『年金の悲劇 老後の安心はなぜ消えたか』(講談社, 2004年, ISBN 4062124084)
- 『官の錬金術』(保坂展人、大川豊との共著, WAVE出版, 2005年, ISBN 4872902378)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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