島ぞうり
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島ぞうり(しまぞうり)とは、鼻緒付きの履き物の一種。沖縄で愛用されている。沖縄方言では「島サバ」と呼ばれることもある。
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[編集] 特徴
[編集] 名前の由来
沖縄では、沖縄独自のものを呼ぶとき「島」をつけて呼ぶことが多い。そのため「島(沖縄)のぞうり」という意味である。
[編集] 沖縄での愛着度
大学生が島ぞうりを履いて大学に通うことも多い。そのままビーチに行くこともできるため、人気が高い。沖縄の人にとっては一番接することの多い履き物である。子供のころからフォーマル以外では島ぞうりを愛用しつづけることが多く、沖縄の人は靴や靴下をあまり好まない。最近は他地方のビーチサンダルも普及したが、今でも島ぞうりの人気は高い。
沖縄では多くの人が普段から島ぞうりを愛用し、いつでも履いているため、足の甲に鼻緒型(V字型)の日焼けがついている人が多い。「Vサインはぞうり焼け」として、沖縄の人の自慢になることがある。
沖縄以外の人が沖縄に来て、足が暑いといって島ぞうりを買うという人も多い。沖縄にいると靴の暑さから解放されたいという理由で求める人が多い。また他県にある沖縄の商品を売る店でも、沖縄の文化として販売している。
あまりの普及度・人気度から、ビーチサンダルとは別物であるという意見も出ることがある。
沖縄の夏のお盆のエイサーでは、女の人は絣に島ぞうりを履いている。(※男の人が島ぞうりを履いて踊る地域もある。