川猿

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川猿（かわざる）は、遠州（静岡県）の榛原郡に伝わる妖怪。その名の通り、川辺に住む妖怪である。

目次 1 特徴 2 関連項目 3 出典元 4 外部リンク

[編集] 特徴

名前は「猿」だが、猿よりむしろカワウソや河童に近い種とされ、体中に魚の臭気がある。

子供の姿となって人を化かすこともある他、馬は川猿に会っただけで倒れて死んでしまうと言われ、馬の疫神として恐れられていた。また人間から害を加えられた際には、相手の体中の皮膚や肉をかきむしって重傷を負わせてしまう。弱点は目と股で、ここに矢を受ければたちまち力が弱まってしまう。

性格的には本来は臆病者だが、自分を助けてくれた人間の顔は忘れないという。

[編集] 関連項目

• 日本の妖怪の一覧

[編集] 出典元

• 水木しげる　『水木しげるの妖怪事典』　東京堂出版、1981年、52頁。
• 村上健司　『妖怪事典』　毎日新聞社、2000年、123頁-124頁。

[編集] 外部リンク

• 妖怪大全集 （水木しげるの妖怪ワールド内）
• 水木しげるロードの妖怪たち （境港市観光協会ホームページ内）