州立大学
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州立大学(State University)は、州民に農業などの実学を教えたり、教員養成の師範学校から大学に発展した歴史がある。その後、多くの人に高等教育をもたらせようとした結果、各州にさまざまな州立大学が出来上がった。大規模校で大学院をもつ場合が多い。農業学校や師範学校から発展した大学院をもつ名門大学から州民なら誰でも入学できる大学までさまざまである。
[編集] 州立大学の様子
数万人単位の学部生がおり、大学院中心の大学の場合、大学院生が学部の授業を受け持つ場合もある。西海岸や中西部では名門大学は州立大学に多く、カリフォルニア大学バークレー校やカリフォルニア大学ロサンゼルス校が有名である。 又、コミュニティーカレッジからの編入も多い。
[編集] 州立大学の実態
州立大学は「州立○○大学」「○○州立大学」と「○○大学」という表記が一般で、カリフォルニア州立大学とカリフォルニア大学のように別の大学として州内に存在する場合がある。また、「カリフォルニア大学ロサンゼルス校」と「カリフォルニア大学バークレー校」のように「○○校」とついた場合は同じ系列の大学であるが別の大学となり、難易度や専攻も異なる。また、系列にコミュニティーカレッジがある場合は、編入システムが確立している。 最近はアメリカは財政難にあえぐ州が多く、人員不足となり、事務局が忙しい場合が多く、留学生にとってはあまりむていない。
少人数教育を行う州立大学や小規模の州立大学も存在するが、大体の州立大学は数千人から数万人の定員を持つ。一般に大学院での研究活動が中心となっている。そのため、大教室での授業が多く、授業自体が大学院生が行っている場合がある。