干拓
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干拓(かんたく)とは遠浅の海や干潟、水深の浅い湖沼やその浅瀬を仕切り、その場の水を抜き取ったり干上がらせるなどして陸地にすること。主に農地として開拓する時に用いられる。
水域に土砂や廃棄物等を投入して土地を造成する埋立とは異なる。
方法として、まず、堤防で水域を仕切り、堤防の随所に水門を設ける。その上で動力によって強制的に仕切内の水を排水し干上がらせる。または海の場合、潮の干満を利用する方法も取られる。干潮時に水門を開き海水を排し、満潮時には水門を閉じて干上がらせる。
こうしてできた土地は海面よりも低くなることが多く、また地盤も軟弱であるため、宅地としては好ましくない。
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[編集] 干拓による環境破壊
干拓される対象となる水域の大抵は既に生態系が形成されている個所である。そこを陸地化させてしまうことは、元々あった生態系を破壊してしまうことであり、しばしば自然破壊の1つとして問題視される。
[編集] 干拓地の例
- オランダ(アフシュライトダイクによる干拓事業)
- 八郎潟干拓
- 諫早湾干拓
- 児島湾干拓
- 有明海沿岸地域
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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