後入先出法
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後入先出法(あといれさきだしほう)とは、後に取得したものから順に払出されると仮定して、棚卸資産の取得原価を払出原価と期末原価に配分する方法である。英語では、LIFO(Last In, First Out)という。対義語は先入先出法。
[編集] 長所
後入先出法の長所として、以下の事項が挙げられる。
- 物価変動時(価格変動時)でも、期首棚卸資産に食い込んだ払出が行われない限り、期末棚卸資産の実体資本維持が可能であり、期首棚卸資産の保有損益(保有利得)が損益計算(分配可能利益)から排除される
- その結果、比較的同一物価水準による費用収益の対応が可能となる。
[編集] 短所
後入先出法の短所は次のとおり。