恵山岬灯台
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恵山岬灯台(えさんみさきとうだい)は、北海道の亀田半島東端にある恵山岬の突端に立つ白亜の大型灯台。周辺は、恵山道立自然公園に指定、恵山灯台公園として整備されていて、前に太平洋、後ろに恵山を望む風光明媚の地。また、「日本の灯台50選」にも選ばれている。近くに、函館市灯台資料館「ぴかりん館」がある。
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[編集] 歴史
- 1890年(明治23)11月1日に初点灯
- 1945年(昭和20)7月、第二次世界大戦下の空襲により焼失
- 1949年(昭和24)1月に灯塔が復旧
- 1981年(昭和56)4月に無線方位信号所(レーマークビーコン)を併設
- 1989年(平成元)3月に改築
- 1995年(平成7)4月より無人化
[編集] 概要
- 航路標識番号 0039 [F6729]
- 位置 (北緯 41度48分55秒 東経 141度11分01秒)
- 塗色・構造 (白色 塔形 コンクリート造)
- レンズ (第3等大型フレネル式)
- 灯質 (単明暗白光 明3秒 暗3秒)
- 実効光度 (34万カンデラ)
- 光達距離(17.5海里<約32km>)
- 明弧 (156度から335度まで)
- 高さ<地上~塔頂> (18.85m)
- 標高<平均海面~灯火> (44.00m)
- 初点灯 (1890年(明治23)11月1日)
- 所在地 (北海道函館市恵山岬町80-9)
- 管轄 (海上保安庁第一管区海上保安本部)
[編集] 付属施設
- 無線方位信号所(レーマークビーコン)
[編集] 函館市灯台資料館
恵山岬灯台の近くにある函館市立(旧椴法華村立)の灯台をテーマとした資料館で、愛称は「ぴかりん館」。3階建の館内には、2階吹き抜けになった部屋に、初代恵山岬灯台のレプリカあり、この灯台の歴史についても詳しく解説され、灯台の種類や機器も展示されている。2階には、日本と世界の灯台の歴史や灯台にかかわる歌、文学、絵画などがパネル展示され、実物の灯台レンズも並べられている。