悠久展望台のカイ
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『悠久展望台のカイ』(ゆうきゅうてんぼうだいのかい)は、MF文庫Jから発行されているライトノベル作品。早矢塚かつや/著、ヤス/イラスト。
[編集] あらすじ
本日、響依泉子はブルーだった。一大決心して精一杯おしゃれした依泉子はクラスメイトの男子に告白したのだが、あえなく振られてしまったのだ。ショックのあまり「バカ!」と叫んで平手打ちしてしまい、なんてヤなやつなんだろう……と落ち込んでいた帰り道の橋の上で、依泉子は見知らぬ男の子に声をかけられる。同じ学校の制服を着た、どこにでもいるような印象の彼は、「依泉子はいい子だと思う」と優しい言葉をかけ、あっという間に消えてしまった。いったい、誰だったのか――?知らない、なのに懐かしい。依泉子はもう一度彼に会えないだろうかと考えるのだが……。出会えないはずのふたりが出会うとき、優しくせつない物語が始まる!
[編集] 登場人物
- 響 衣良子(ひびき いいこ)
- 本作の主人公で、今時の元気な女の子。同級生の相沢俊樹に告白するもあえなく振られ、意気消沈の下校中にカイと出会う。
- 自分の名前にコンプレックスを持っている。
- カイ(かい)
- 衣良子の前に突然姿を現した少年。世界、世界を傍観する瞳を自称する。
- 世界中のあらゆるものを見ることができる。作者曰く、世界一エロい瞳を持つ少年。
- 広瀬 優也(ひろせ ゆうや)
- 衣良子らの住む都会とは遠く離れた田舎町に住んでいる少年。
- 幼馴染の奈緒のことを意識している。
- 三浦 奈緒(みうら なお)
- 優也と唯の幼馴染。ふらふらしがちな優也の世話をやいている。
- 優也のことを意識している。
- 広瀬 唯(ひろせ ゆい)
- 兄の優也のことが大好きな妹。
- 好きすぎて大変な事件へと発展してしまう。