悪の帝国発言
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悪の帝国発言(あくのていこくはつげん)とは、1983年3月8日、アメリカ合衆国のロナルド・レーガン大統領が一般教書演説でソ連を自由と民主主義を抑圧する「悪の帝国」であると非難した発言。
同時期に流行っていた映画「スター・ウォーズ」の銀河帝国にソ連をなぞらえた物と考えられている。
当時デタントと呼ばれる緊張緩和の時代であったが、この発言により当然ながらソ連の態度は硬化し、キューバ危機以来の緊張関係になった(核の時計の針も三分前にすすめられた)。ちなみにソ連の当時の首脳の回想録によると、この発言を聞いて軍の首脳は大喜びだったという(緊急かつ明白な予算の倍増要求をする理由ができた為)。
この悪の帝國というフレーズはブッシュ大統領の悪の枢軸発言に影響を与えたとする意見がある(ブッシュ大統領は父よりもレーガン大統領に強く影響を受けていることを認めている)。[要出典]
[編集] 反応
日本:賛成 イギリス:初期は非難。しかし後に賛成に回る。 フランス:非難。 ソ連:非難。[要出典]
[編集] 関連項目
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