愛知教育大学附属高等学校
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愛知教育大学附属高等学校(あいちきょういくだいがくふぞくこうとうがっこう)は愛知県刈谷市に所在する国立の共学の高等学校である。
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[編集] 概要
愛知教育大学の刈谷市移転後に設置され、国立高校では、珍しい昭和40年代の創設(1973年創立)である。敷地は大学と共有している。
また、国立高校では、珍しく附属中学からの六年一貫制を取っていない。これは、附属中学校が名古屋と岡崎の2カ所に存在することと、かつてこの2者間の対立が深刻な時期があったことが理由である。附属高校設置の際は名古屋と岡崎で壮絶な綱引きが行われ、その妥協案として刈谷に設置されることになったという。
かつては、愛知県立高校と同一の受験日で愛知県立高校との併願が不可能なばかりか、附属中学からの進学特典すらなかったが、2000年度入試になってから、附属中学校からの進学に対して、試験の見直しが行われた。さらに2005年度の生徒から愛知教育大学との高大連携選抜入試の対象となる。
他の公立高校などと違い、県内外の私立大学からの指定校制入試の枠が多く与えられることでも有名で、国公立大学と比べて私立大学への進学者が多いことの要因の一つとなっている。
[編集] 教育目標
- あたたかい人間になろう
- たくましい人間になろう
- おおらかな人間になろう
[編集] 校歌
校歌は、都築彰示作詞、小林満作曲である。以下、一番の冒頭部分のみを抜粋する。歌は同じメロディで三番まである。
一、碧海野に 空広ごりて 悠久の学舎はあり 我ら今ここに集いて あたたかき人たらむとす ああ ふたたびは還り来ぬ時 友よいざ 友情の腕組みつつ ここをこそ母校と呼ばめ
ニ、井ケ谷丘 風はそよぎて 四季の歌野に充ちわたる 我ら今ここに学びて たくましき人たらむとす ああ この胸にあふるる思い 友よいざ ひたむきに印し刻めや 青春の燃ゆる生命を
三、洲原池 波穏やかに 遠山の鎮もる所 我ら今ここに育ちて おおらなる人たらむとす ああ 若き日のはるかなる夢 友よいざ 呼吸深く瞳をあげよ はてもなく続ける道に
[編集] 制服
- 男子制服
- 冬服 学校規定の紺地のブレザーコート、グレー地シングルのズボン、えんじ色無地のネクタイを着用。
- 夏服 学校規定の白地のカッターシャツ、グレー地シングルのズボン。
※男子の冬服と夏服のグレー地のシングルのズボンは、若干夏服の方が黒に近い。また、夏服のカッターシャツは、胸のポケットに校章がプリントされている。
- 女子制服
- 冬服 学校規定の紺地のブレザーコート、グレー地6本ボックスプリーツスカート、白地カッターブラウス、えんじ色無地のネクタイを着用。また、学校指定のベストを着用。
- 夏服 学校規定のオーバーブラウス、グレー地6本ボックスプリーツスカート。
男子と女子のブレザーコートは、背中の部分の繋ぎ目が、右が上にきているか、左が上にきているかの違いがある。なお、袖のところについている、ボタンの数が3つと2つで異なっている。また、胸ポケットがあるか、ないかという点でも異なっている。
ちなみに、学校規定のネクタイは、購買で1,750円で売られている。男子用・女子用と値段は変わらないが、若干ネクタイの長さが異なっている。 (07年度入学生より制服改定)