慣用名
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慣用名(かんようめい)とはIUPAC命名規則で系統的に命名された名前(組織名)ではない化合物名称である。
通常、慣用名は化合物の発見・発明者が命名する。商品の場合は慣用名の他に登録商標がつけられることがあり、慣用名と紛らわしい。他にも慣用名と紛らわしいものに、略称(略号)があり慣用名よりも普及していて始末に悪い。
古い慣用名(少なくとも1940年代以前)のなかで、IUPAC命名規則で組織名扱いされてるものがあるが、最近の命名された化合物は慣用名と組織名とは異なっている。
天然物の場合、分子量が大きいため、おのずと組織名は長くなり慣用名が巾をきかせている。