戸塚洋二
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戸塚 洋二(とつか ようじ、1942年3月6日 - )は日本の物理学者。東京大学特別栄誉教授。静岡県富士市出身。
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[編集] 経歴
静岡県立富士高等学校、東京大学理学部物理学科卒業。1972年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。
東大理学部教授を経て、1988年東京大学宇宙線研究所教授。1995年、神岡宇宙素粒子研究施設長。1997年より東京大学宇宙線研究所長。1998年、ニュートリノの質量について、世界で初めてその存在を発見した。2002年、高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授となった。2007年、アメリカ合衆国版ノーベル賞ともいわれるベンジャミン・フランクリン・メダル(物理学部門)を受賞。
小柴昌俊の愛弟子であり、ノーベル賞の有力候補といわれて久しい。
[編集] 受賞歴
- 1987年 - 仁科記念賞
- 1988年 - 朝日賞(朝日新聞)
- 1989年 - ブルーノ・ロッシ賞(アメリカ天文学会)
- 1995年 - ヨーロッパ物理学会特別賞
- 2002年 - パノフスキー賞(アメリカ物理学会)
- 2003年 - ブルーノ・ポンテコルボ賞(ドゥブナ合同原子核研究所)
- 2004年 - 文化勲章受章
- 2007年 - ベンジャミン・フランクリン・メダル
[編集] 著書
[編集] 単著
[編集] 共著
- 『新しい宇宙の探求』(岩波書店 1990年)