手当て療法
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手当て療法(てあてりょうほう)とは、世界各地で見られる単に手のひらを当てるだけで身体の不調を治そうとする試みである。 新約聖書に正しい信仰の持ち主には可能であると書かれている他、中世には王が手を当てることによって病気を治せるというロイヤル・タッチという考え方もあり、シェークスピアのリア王にも言及がある。
かつてはポラリティーが、近年ではセラピューティック・タッチやレイキが米国を中心に世界的に注目を浴びているが、後者は日本の「臼井霊気療法」が独自に発展を遂げたものである。
日本では昭和初期に、臼井式から別れた「手のひら療治」 (江口式) を中心に爆発的なブームになったことがある。西式健康法の西式触手療法や野口整体の愉気も、手のひら療法の一種である。
[編集] 参考文献
- 三浦一郎 『奇蹟のハンド・ヒーリング―あなたの手に隠された超エネルギーの活用』 ISBN 4884814231
- 三橋一夫 『手のひらが病気を治す―ふつうの人の超能力』 (手のひら療治) ISBN 4813600476
- 松原英多 『背骨健康法―体のしんから治す法』 (「手のひら療法」に一章を割く) ISBN 4331000850