放射線医学総合研究所
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放射線医学総合研究所(ほうしゃせんいがくそうごうけんきゅうじょ、National Institute of Radiological Sciences(NIRS))は、1957年(昭和32年)に発足した放射線医学に関する総合研究所。
発足当時は科学技術庁所管の国立研究所。平成13年に、文部科学省所管の独立行政法人に改組された。
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[編集] 目的
独立行政法人放射線医学総合研究所法第3条によれば、以下のとおり。
「放射線の人体への影響、放射線による人体の障害の予防、診断及び治療並びに放射線の医学的利用に関する研究開発(研究及び開発をいう。以下同じ。)等の業務を総合的に行うことにより、放射線に係る医学に関する科学技術の水準の向上を図ることを目的とする。」
[編集] 概要
[編集] 年譜
- 1971年 千葉県内にある造船所で使われていた非破壊検査に用いる放射線源を紛失。それを偶然拾い持ち帰った男性、およびその友人ら6人が入院
- 1999年 JCO東海事務所・転換試験棟で起きた臨界事故で被爆した作業員3人がヘリで搬送されてきた
- 2006年 同研究所内重粒子医科学センターで実施している重粒子線治療の登録患者数が治療開始以来延べ3000人を突破
- 2007年 同研究所内重粒子医科学センター病院で電子カルテシステムに手のひら静脈認証装置を導入
[編集] 外部リンク
- 放射線医学総合研究所
- 独立行政法人放射線医学総合研究所法(衆議院ホームページ内)
- 放射線医学総合研究所組織規則(法令データ提供システム内)