放送禁止 (フジテレビ系列のテレビ番組)
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放送禁止(ほうそうきんし)は、フジテレビ系列で不定期に放送されているテレビ番組。
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[編集] 概要
「ある事情で放送禁止となったVTRを再編集し放送する」という設定の、一見ドキュメンタリー番組だが実はフィクションというフェイク・ドキュメンタリーである。
「事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない」をテーマにしており、実在のデータや出来事・人物のコメントを重ねていくことでリアリティーを高めていく。番組の概要を知らず、本物のドキュメンタリー番組だと思い込んで見た時にこそ大きな衝撃を得るが、フィクションだと知っていて見ると必然的に驚きは半減してしまう。しかし、一見普通の「ドキュメンタリー番組」は、突然大声を出して発狂する怪しい人物の登場や違和感を持たせる展開を経て、恐るべき「真実」が提示される。最初からフィクションだとわかって見ている者は映像に隠された細かい伏線を「解明」していくことによって楽しむことが出来る。
最後に「この番組はフィクションです」というテロップが表示されるものの、それを知らずに見ていた視聴者からの抗議が少なからず局に寄せられる。そのためか、第5弾の放送では冒頭にもテロップを表示した。
企画・構成・演出の長江俊和は同局の『奇跡体験!アンビリバボー』の立ち上げスタッフでもあり、第2弾ではアンビリバボーで紹介された「実在の」心霊写真が小道具として使われている。
[編集] 放映リスト
- 第1回 放送禁止1「ある廃ビルにかかわり失踪者続出」 (2003年4月2日)
- 第2回 放送禁止2「ある呪われた大家族」 (2003年6月8日)
- 第3回 放送禁止3「ストーカー地獄編」 (2004年3月27日)
- 第4回 放送禁止4「恐怖の隣人トラブルが引き起こした悲劇」 (2005年10月13日)
- 第5回 放送禁止5「隠された〝しじんの村〟の戦慄の悲劇とは」 (2006年10月15日)
※放送日は全て関東において、日本標準時。
[編集] スタッフ
[編集] DVD
現在では1~3までがポニーキャニオンからDVD化されており、3回分をまとめた「放送禁止DVD封印BOX」(3枚組み)もリリースされている。