教派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
教派 (きょうは)は、信仰理解を異にする事などを理由に分立している同一宗教内部の派閥を指す宗教用語。 宗派とほぼ同意だが、宗派が主に仏教用語であるのに対し、教派は主として神道およびキリスト教の用語である。それ以外の宗教に関しては両方の用語が任意に用いられる傾向があるが、仏教とキリスト教に関しては互いに他方の用語を用いる事は過誤と見なされるほど、用語法が定着している。 また、用語分派も教派と同意に用いられることがあるが、こちらには「他方を祖として分離独立した別宗教」という教派より隔たりの大きい関係性を示す用法もあり、両用法の中間領域も含め、より広範囲に適用される。
仏教の宗派の開創者のことは、祖師(そし)などと呼ぶ。始めて宗門を開いて、人の師範となりたる人ということから来ている。