整流子機の電機子反作用
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整流子機の電機子反作用(せいりゅうしきのでんきしはんさよう)は、電機子巻線に電流が流れると、磁束が発生し界磁が乱れることである。
- 偏磁作用による界磁磁束の偏り
- 減磁作用による界磁磁束の減少
目次 |
[編集] 防止策
[編集] 補極
電機子と直列に接続した巻線磁極を整流子付近に配置し、整流時の巻線の誘導起電力を小さくする。
それにより、整流時の火花を防止する。
[編集] 補償巻線
電機子巻線と相対するように界磁表面に巻線を配置し、電機子電流と逆向きの電流を流し、磁束を打ち消す。
大型機に用いられる。
[編集] 抵抗整流
ブラシの接触抵抗を大きくし、整流時の火花を小さくする。