旧山辺学校
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旧山辺学校(きゅうやまべがっこう)は長野県松本市にあった旧制小学校。教育を重視した当時の里山辺、入山辺の2村の努力によって明治18年建てられ、同19年に開校された洋風八角高楼付校舎で昭和60年に県宝に指定された。棟梁は地元出身の佐々木喜十である。県下では同市の開智学校と佐久市の中込学校と並んで和風、洋風を取り混ぜた数少ない学校建築であり、規模は小さいが簡素ながらすっきとした建築様式であり、建築学的にも貴重で価値が高い。当時、同市の開智学校の「ギヤマン校舎」に対し、「障子学校」と呼ばれた。昭和57年10月から同58年8月にかけて全面解体復元工事を実施し、歴史民俗資料館として活用している。