暁伸・ミスハワイ
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暁伸・ミスハワイ(あかつきのぼる・みすはわい)とは、以下の2名の夫婦が「浪漫リズム」というジャンルを主張した独特の芸風をもつ、夫婦お笑いコンビである。
[編集] メンバー
[編集] 来歴
- 二人とも福岡県出身で、暁伸は大工修行から一転、上京して京山一門に入門し、京山芳秀 と名乗る。その後、独学で歌を習得し、地方巡業を繰り返すうちに浪曲歌手暁あきらとしてデビュー、その後関西で一座を構えた。この時に、後のミスハワイ(当時の芸名は春野ひばり)と知り合い結婚している。昭和15年ごろに新興キネマに移籍し、秋田実によって「暁のぼる・あき子 」と改名し、音楽漫才として出演した。戦後、占い師のお告げによって「暁伸 」と改名。その後のアメリカ巡業で立ち寄ったハワイで、フラやハワイアンミュージックからヒントを得て、浪漫リズムという新しいジャンルを作り上げた。この時に、コンビ名を「暁伸・ミスハワイ 」に改名。
- ミスハワイが華やかなハワイアン風の衣装にギロをこすり上げ「行け、いい声で歌わんかい!」と伸にたたみかけながら、舞台狭しと立ち回り、甲高い声で「アーイーヤー」を連発するという強い印象がある芸風の持ち主だった。ちなみにこの「アーイーヤー」の掛け声の由来は、ある舞台で伸が得意の浪曲をうなろうとして突然声が出なくなり、ハワイが伸を助けようと苦し紛れに張り上げたという。後にこの掛け声で一世を風靡することとなる。
- 『これは素敵な チョイといかす。一節聴いたら ドンピシャリ~♪』
- これが二人のテーマだった。
- なお、1998年にミスハワイが世を去った後も暁伸は単独で活躍中。