木下俊程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

木下 俊程（きのした　としのり、天保4年2月6日（1833年3月26日） － 慶応3年8月20日（1867年9月17日））は、豊後国日出藩の第15代藩主。父は第13代藩主・木下俊敦（俊程は五男）。母は美佐と言われている。官位は従五位下。飛騨守。

1833年2月6日、日出で生まれる。1854年、兄で先代藩主だった木下俊方の若死ににより、その養嗣子として後を継いだ。藩校・稽古堂をさらに増築して致道館を創設し、武道場も新たに創設するなどして教育の普及と充実に尽力した。幕末期の幕政においてはあまり関わりを持たず、藩政において外国船警備のために遠見番所を設置し、1865年からは軍制改革を実施するなどした。1867年8月20日、35歳で江戸にて死去し、後を弟の木下俊愿が継いだ。法号：文献院。墓所：東京都港区高輪の泉岳寺。

先代: 木下俊方

木下氏（日出藩15代）藩主 1854 - 1867

次代: 木下俊愿