木村紺
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木村 紺(きむら こん)は、漫画家である。
1997年、アフタヌーン四季賞冬のコンテストで四季賞を受賞しデビュー。翌年より「月刊アフタヌーン」にて受賞作『神戸在住』を連載開始。実在する神戸市の町並みや阪神・淡路大震災からの復興を描き、2002年に同作で第31回日本漫画家協会賞新人賞を受賞した。
2006年に『神戸在住』連載を終了し、「アフタヌーン」2007年1月号より『巨娘』を隔月連載。2004年に読み切りで掲載されたものの続編で、叙情的な『神戸在住』とはうって変わった破天荒なコメディを描いている。
プロフィールはほとんどが不明で、男性か女性かも明かしていない。ただし四季賞中間発表では「木村央志」で最終結果発表では「木村紺」になっていることから、男性ではないかという推測もなされている.
[編集] 作風
手描きらしい温かみのある画風が特徴。『神戸在住』ではベタ塗りやスクリーントーンを使わず、服の色などもフリーハンドの線で表現されていたが、『巨娘』では作風に合わせてかトーン、ベタが使われている。
作品はいずれもコマとコマの間に挟まれた「語り」(『神戸在住』の場合はモノローグ、『巨娘』はナレーション)に沿って物語が進行するスタイルで、文章表現を重視した作風である。この部分の文章も写植ではなく手書きで書かれている。
[編集] 作品リスト
- 神戸在住
- 巨娘