李侗
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李侗(り・どう、1088年-1158年)は中国・南宋時代の儒学者。字は愿中、諡は文靖。
[編集] 略伝
南劍州劍浦(福建省南平県)の出身。14歳の時に、同じ郡にいた羅従彦が宋学の大家である楊時より程氏(程顥・程頤)の学を承けたと聞いて弟子となり、学問を究めて従彦が賞賛するほどになった。後に山田に住居を定め、40年間も世間との交わりを絶って一心に学問に精進した。宋学を大成した朱熹は彼の弟子である。世は延平先生と称し、71歳で没する。明代の万暦年間に孔子廟に従祀された。著に『延平問答』と『語録』がある。また清代の張敬菴が編纂した『李延平集』4巻があり、問答の他に詩文を載せている。
[編集] 参考
- 『宋史』道学伝