李期
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李期(りき、312年-337年)は、五胡十六国時代の成漢(前蜀)の第3代皇帝(在位:334年-337年)。廟号は幽帝(ゆうてい)。字は世運。
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[編集] 生涯
312年、初代皇帝・武帝(李雄)の子として生まれる。334年に父が死去した後、第2代皇帝に従兄弟の哀帝(李班)が即位したことを不満に思って、兄の李越と共に李班を殺して第3代皇帝に即位した。
しかし、一族の大半がこの即位を支持せずに内紛が起こった。この中で実権は一族の最有力者であった李寿に握られ、李期は傀儡のような立場になってしまう。これに不満を抱いて337年に李寿を謀殺しようとしたが、逆に捕らえられて廃位・幽閉され、のちに殺されてしまった。享年26。
[編集] 宗室
[編集] 父母
- 父:李雄(武帝)
[編集] 兄弟
- 兄:李越
[編集] 従兄弟
- 李班(哀帝)
カテゴリ: 魏晋南北朝時代の人物 | 中国史の人物 | 312年生 | 337年没