栄成
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栄成(えいせい/ロンチエン/rongcheng)市は山東省の県級市。山東半島の最東端にあり、中国最大の漁港の一つである。韓国や日本と黄海を挟んで向かい合っている。低山丘陵の地形で、平均気温が12℃、降水量が785ミリメートル。始皇帝が長生きの薬を求め、成山頭で祭ったことが知られている。ちなみに、徐福の物語もここが原点となる。主要な地域は崖頭、石島、龍鬚島など。
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[編集] 栄成市の町村
2004年に至って、町村合併し、現在栄成には13の鎮と1つの管理区があり、そのうち市役所所在地は崖頭鎮、ほかは石島管理区、俚島鎮、崖西鎮、蔭子鎮、虎山鎮、滕家鎮、大畽鎮、埠柳鎮、上荘鎮、人和鎮、夏荘鎮、成山鎮、港西鎮。
[編集] 歴史
明の以前は文登県に属し、明初期に成山衛を設けられ、清雍正時代に始めて栄成県が設立された。1998年、県から市に変わり、威海市に属している。
[編集] 産業
栄成の東、南、北は黄海に面し、海岸線が500キロメートルにもなる。産業は海洋産業を中心とし、中国一の実力を持つ。栄成 域内に韓国企業が多くあり、海産物は日本までも多く輸出している。 ほかに、花崗岩の埋蔵量が豊富で、品種が多くある。農業では小麦、ピーナッツ、林檎、玉蜀黍等の主産地で、工業では機械、造船、ガラスが有名で、全国総合実力百強県の一つである。
[編集] 交通
石島港は唐代からすでに黄海沿岸重要な港であり、今中国北部最大な漁港として、韓国、日本までの貨客運輸も開通し、2005年にさらに韓国仁川までの航空路線を開通した。高速道路では青島石島線、済南青島線、煙臺(台)栄成線などがある。
[編集] 名所
成山頭(秦の始皇帝が祭ったところ)、天後宮(媽祖)、九頂鉄槎山(全真教(道教)の祖・王玉陽が修行したところ)、赤山法華院(天台宗、日本の円仁法師が修行したところ)、聖水観(王玉陽が修行したところ)、花斑彩石、海驢島、天鵝湖(白鳥湖)など
[編集] 友好都市
など