桂文都
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桂 文都(かつら ぶんと)は、上方落語の名跡。現在は空き名跡となっている。
- 初代 桂文都(?)は、詳細不明。その存在は確認されていない。
- 2代目 桂文都 (1843年 - 1900年4月25日)は、初代桂文枝門下で2代目文都を名乗る。後、同門の初代桂文三(後の2代目桂文枝)と文枝襲名を争い、敗れたため、月亭文都に改名。
- 3代目 桂文都(? - 1918年12月19日)は、本名: 梅川五兵衛(五平とも)。名人として称えられたが、晩年に発狂。
- 4代目 桂文都(?)は、3代目文都門下で、その実子。都司男、2代目玉輔を経て、4代目文都を襲名。東京で活動。『落語系圖』には、3代目文都門下として「文鈐」の名で記されているが、その襲名順は不明。また、本当にこのような難解な文字を芸名に使ったものかどうか。あるいは「文鈴」の誤植かもしれない。本名は梅川正三郎。享年不詳。
[編集] 出典
- 『落語系圖』(月亭春松編)
- 『古今東西落語家事典』(平凡社、1989年)