樺太新聞社
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樺太新聞社(からふとしんぶんしゃ)は、かつて樺太をエリアに樺太新聞を発行していた地方新聞社である。 読売新聞社の傘下にあり、社長は正力松太郎であった。本社は樺太豊原市にあった。
[編集] 沿革
- 1908年、財部熊二郎により樺太日日新聞社として開業する。樺太庁の公式搭載新聞となる。
- 1941年、戦時統合により、樺太時事他と合併され、『樺太新聞』となる。読売新聞社の傘下に入る。
- 1945年8月28日、ソ連軍の命令により発刊停止される。
[編集] 終戦時の報道
- ソ連軍の侵攻という状況にあっても樺太新聞社の記者は発刊停止に至るまで勇敢に取材を行い、樺太の終戦史において貴重な資料を残している。