機関車ゴードン
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機関車ゴードン(きかんしゃ-)は、絵本シリーズ「汽車のえほん」および、テレビシリーズ「きかんしゃトーマス」に登場するテンダー式蒸気機関車。
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[編集] 概要
- 英名
- Gordon
- 番号
- 4
- 塗装
- 青に赤の縁取り
- 性別
- 男性
- 性格
- プライドが高くいばりんぼうだが、客車を引くなど彼からすると「上等」である仕事は張り切る。貨車を引く事が大嫌いであり、貨車を扱うと必ずトラブルが発生する。支線を下等とみなしている。
- 運用
- 主に本線の急行列車牽引が任務。
- 初登場
- 原作初登場-1巻「三だいの機関車」2話「いばりんぼうのゴードン」
- 人形劇初登場-1巻1話「トーマスとゴードン」
[編集] 人形劇に関する情報
- 声優
- 内海賢二
- テーマBGM
- 急行列車が高速で走るイメージ。「トーマスとゴードン」では話の都合もあり、長尺で聴ける。
[編集] 原作と人形劇の違い
- 原作ではヘンリーと同じ顔である。人形劇では眉間にシワの寄った恐い感じの老け顔になっており、自信満々の顔と失敗して落胆した顔が同じである。細かい所では人形劇の方が、バッファー(連結器の横にある2つのクッション)が少し丸くなっている。人形劇では、一人称が「おれ」「おれさま」であり、原作では他の機関車同様「ぼく」と訳されていたが、現行の版では人形劇に準じて「おれさま」と変えられている。後述するフライング・スコッツマンは、原作ではかなり豪華な扱いを受けているが、人形劇では権利関係がクリア出来なかったためか、セリフも無く炭水車がちょっと出ただけである。
[編集] モデル
- 有名な機関車フライング・スコッツマンと兄弟という作中設定で明らかなように、ロンドン・アンド・ノースイースタン鉄道(LNER)「クラスA1」型がモデルだが、実際のA1は全てA3へ改造され、蒸気機関車全盛期に消滅。またダルビーによるアレンジで実車との相違点が多く、後付された設定ではソドー島入線に際してクルー工場で改造されたという事になっている。事実、ゴードンの個性の1つになっている四角いバッファーは、実際のA1にはありえない装備である。なおゴードンの性格のモデルはウィルバート・オードリーの近所に住んでいた同名のガキ大将であり、原作の顔のモデルは初版当時の担当編集者でダルビーを3代目の画家に起用したエリック・マリオットと伝えられている。
[編集] その他
- ディーゼルに「すっとびソーセージ」(人形劇では「走るソーセージ」)と悪口を言われた。