毛皇后
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毛皇后(もうこうごう、? - 景初元年(237年)は、典虞車工であった毛嘉の娘で曹叡の皇后。諡は悼。
河内郡の生まれ。
曹叡が平原王であった時に妻となる。曹叡が即位すると貴嬪となる。
大和元年(227年)に皇后となる。しかし、しだいに曹叡の寵愛は郭氏に移り、ある日曹叡は芳林園で宴会を催し、郭氏と共にそれを楽しんだが、毛皇后だけには知らせず、招かなかった。しかし、後日、自分だけ除け者にされた事を知った毛皇后は、その恨み言を曹叡に言い、彼の怒りを買い、景初元年(237年)に誅殺された。
明帝は彼女を「悼」と諡し、皇后として愍陵に葬らせた。