泡坂妻夫
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泡坂 妻夫(あわさか つまお、1933年5月9日 - )は日本の推理作家。東京都出身。東京都立九段高等学校卒。筆名の"泡"の旁は正しくは"己"ではなく"巳"。本名は厚川 昌男(あつかわ まさお)。筆名は本名のアナグラムである。東京・神田生まれで3代前から続く家業の紋章上絵師を営む。 亜愛一郎短篇でデビュー後、その逆説の作風から「日本のチェスタトン」と呼ばれた。また、『しあわせの書』や『生者と死者』など、技巧を凝らした作品がある。
作中で活躍する探偵役としては、亜愛一郎、曾我佳城、ヨギ ガンジー等。
- 1975年 -「DL2号機事件」で第1回幻影城新人賞に佳作入選。
- 1978年 -『乱れからくり』により第31回日本推理作家協会賞を受賞。
- 1988年 -『折鶴』により第16回泉鏡花文学賞を受賞。
- 1990年 -『陰桔梗』により第103回直木賞を受賞。
奇術愛好家としても有名であり、1968年に第2回石田天海賞を受賞している。 また、自身の名を冠した奇術の賞に厚川昌男賞がある。
目次 |
[編集] 作品リスト
[編集] 亜愛一郎シリーズ
- 亜愛一郎の狼狽
- 亜愛一郎の転倒
- 亜愛一郎の逃亡
[編集] 曾我佳城シリーズ
- 天井のとらんぷ
- 花火と銃声
- 奇術探偵 曾我佳城全集→上2冊の合本
[編集] ヨギ ガンジーシリーズ
- ヨギ ガンジーの妖術
- しあわせの書~迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術
- 生者と死者~酩探偵ヨギ ガンジーの透視術
[編集] 海方・小湊シリーズ
- 死者の論舞
- 毒薬の論舞
[編集] 宝引の辰捕者帳
- 鬼女の鱗
- 自来也小町
- 凧をみる武士
- 朱房の鷹
- 鳥居の赤兵衛
[編集] 夢裡庵先生捕者帳
- びいどろの筆
- からくり富
- 飛奴
[編集] その他
- 亜智一郎の恐慌
- 11枚のとらんぷ
- 乱れからくり
- 湖底のまつり
- 花嫁のさけび
- 煙の殺意
- 迷蝶の島
- トリック交響曲
- 喜劇悲奇劇
- 魔術館の一夜
- 妖女のねむり
- 花嫁は二度眠る
- ゆきなだれ
- 猫女
- ダイヤル7をまわす時
- 妖盗S79号
- 奇跡の男
- 折鶴
- 斜光
- ミステリーでも奇術でも
- 蔭桔梗
- 黒き舞楽
- 砂のアラベスク
- 雨女
- 旋風
- 写楽百面相
- 夢の密室
- 恋路吟行
- 弓形の月
- 泡坂妻夫の怖い話
- からくり東海道
- 砂時計
- 家紋の話 上絵師が語る紋章の美
- 鬼子母像
- 泡亭の一夜
- 比翼
- 大江戸奇術考 手妻・からくり・見立ての世界
- 蚊取湖殺人事件
- 春のとなり
- 揚羽蝶
など多数である。