洪憲
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洪憲 (こうけん)とは中華帝国の袁世凱が使用した元号。1916年1月1日から同年3月15日までと、使用された期間はわずか83日である。
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[編集] 概要
辛亥革命後、中華民国の実権を握った袁世凱は皇帝即位を画策した。「皇帝即位計画」は「籌安会(ちゅうあんかい)」と呼ばれる諮問機関に図られた。同会は「中国は民主制より君主制の方が良い」という米国のグッドノーや日本の有賀長雄などを政治顧問に迎えたものであった。この会は「全国請願連合会」を結成し袁世凱の皇帝即位を後押しした。 その結果、「万民の皇帝即位の請願は拒みがたく」1915年12月12日、袁世凱は北京の中南海にある懐仁堂で皇帝即位を宣言した。
袁世凱皇帝即位に対する大反対運動は中国各地で勃発。蔡鍔は革命軍を組織し全国で反対運動を展開した。その結果、1916年3月15日には袁世凱は皇帝退位を宣言。中国は民政に復帰した。この一連の事件を「第3革命」と呼ぶ。
[編集] 西暦・干支との対照表
洪憲 | 元年 |
西暦 | 1916年 |
干支 | 丙辰 |
[編集] 他紀年法との対照表
洪憲 | 元年 |
中華 | 民国5 |
日本 | 大正5 |
[編集] メモ
骨董品などで「洪憲年間」に作られた陶磁器などが、珍品として売られているときがある。短命元号ゆえのプレミアを見込んで作られたニセモノである。