流し打ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
流し打ち(ながしうち)は、野球におけるバッティングの方法のひとつである。 打者の利き腕の方向(右利きならライト方向、左利きならレフト方向)に打つ打法である。
通常は、右打者の場合はセンターよりレフト側(左側)、左打者の場合はセンターよりライト側(右側)に狙って打つ。これらの打ち方を引っ張りと呼ぶのだが、この逆の方向に打つことを流し打ちと言い、特に右打者がライト方向へ打球を打つことを右打ち、またはおっつけと呼ぶ。
一般に、引っ張った方が打球が強くなるが、流し打ちではボールをより打者側に呼び込んで打てるため、変化球などに対応しやすくなるなどの利点がある。また、ヒットエンドランなどの戦法により、打者が故意に打球をライト方向に打ちたいときなどにも使われる。