滋賀大学
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滋賀大学(しがだいがく、英称:Shiga University)は、滋賀県にある国立大学。
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[編集] キャンパス
新制大学発足当時より、経済学部は湖東の彦根市に、教育学部は県都大津市に分かれて設置され、それぞれ独自に発展してきた。国立大学としては例外的に旧教養課程をそれぞれの学部が単独で行っていたため伝統的に学部間の学生の交流が少ない。
大学本部と経済学部は彦根市の馬場という地区に立地している。琵琶湖のほとりで、平静な自然・文化・歴史的環境に恵まれ、京阪神や中京との交通の利便性も良く演習を重視しており、経営経済研究所・付属資料館・計算演算センター等も充実。経済学会誌「彦根論叢」をはじめ、欧文ワーキングペーパーを刊行・研究成果を内外に公開して国際的・学際的交流を促進している。
●経済学部経済学科・経営学科・会計学科・情報管理学科・ファイナンス学科・社会システム学科計6学科
○大学院博士前期課程には、経済学研究科の中に経済学専攻、経営学専攻、グローバル・ファイナンス専攻
○●大学院博士後期課程には、経済経営面でのありとあらゆる危機的側面を研究し、そしてその解決手法を模索する専門の経営経済リスク専攻を設置している。国立大学法人中では滋賀大学が初めてとなる。21Cを迎えて経済社会的な要望にこたえる人材養成・問題解決能力の養成・地域との研究活動の展開・国際的学術的な教育交流・歴史的な大学の実績の踏襲・発展・自由で個性溢れる人材の養成等を課題に据えている。実業界等に広範囲に進出しており、評価は高い等言える。
教育学部は古典にゆかりの深い石山寺に程近く瀬田の清流に佇む山紫水明の地、毎年琵琶湖の調査・観測・実験に参加して、琵琶湖研究では業績を評価されている。琵琶湖を環境破壊から守る守り手として期待されている。大津市平津にあり、直線距離で45km以上離れている。キャンパスが分断されているため、実質的に単科大学の連合体という印象である。
●小学校教員養成課程・中学校教員養成課程・養護学校教員養成課程・幼稚園等の教員養成課程を設置して教育分野に進出しており、その他教育分野以外は情報科学・環境等の専門課程を設置している。教育分野における教員養成は他大学の教員養成課程と同水準である。
[編集] 沿革
- 1949年 彦根経済専門学校(1944年までは彦根高等商業学校)・滋賀師範学校・滋賀青年師範学校を前身として新制滋賀大学が発足し、経済学部・学芸学部が設置された。
- 1966年 学芸学部を教育学部に改称した。
- 1973年 大学院経済学研究科設置。
- 1991年 大学院教育学研究科設置。
- 1996年 短期大学部廃止
- 2003年 大学院経済学研究科に博士後期課程を設置。
[編集] 学部・学科
- 経済学部 - 国立大学の経済学部としては最大規模で、6学科を有し学生数は一学年500名を超える。社会科学全般を幅広く学べるカリキュラムとなっている。
- 経済学科
- ファイナンス学科
- 企業経営学科
- 情報管理学科
- 社会システム学科
- 会計情報学科
- 教育学部
- 学校教育教員養成課程
- 情報教育課程
- 環境教育課程
[編集] 有名な卒業生
[編集] 大学院
- 経済学研究科 2003年に博士課程設置
- 博士前期課程
- 経済学専攻
- 経営学専攻
- グローバル・ファイナンス専攻
- 博士後期課程
- 経済経営リスク専攻
- 博士前期課程
- 教育学研究科
- 修士課程
- 学校教育専攻
- 障害児教育専攻
- 教科教育専攻
- 修士課程
[編集] 大学関係者一覧
[編集] 附属学校
- 滋賀大学教育学部附属幼稚園
- 滋賀大学教育学部附属小学校
- 滋賀大学教育学部附属中学校
- 滋賀大学教育学部附属養護学校