滝沢解
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滝沢 解(たきざわ かい、1933年5月13日 - 2003年1月)は東京都生まれ。早稲田大学文学部演劇科専攻卒業。劇作家・漫画原作者 代表作に『聖徳太子』『愚れ者』『狂犬トロツキー』『天女考』『女犯坊』『鬼葛』などがある。2003年1月癌の為に死去。
梶原一騎、小池一夫の影に隠れているが、70年代劇画シーンを支えた漫画原作者。 組んだ漫画家は赤塚不二夫からかわぐちかいじ、池上遼一まで幅広い。 任侠から反権力、時代劇からコンピュータと扱うジャンルは多岐に渡るが、 内容はどれも、ゆでたまごをも上回るいいかげんで整合性のない、 それでいてパワフルなものばかり。滝沢本人も生前、そのアバウトさを自慢するほどだった。 現在では、原作を手がけたほとんどの作品が絶版状態となっており、 その為か、古本に目のない漫画マニアたちにとっては、伝説的人物となっている。