漢字文化
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漢字文化(かんじぶんか)とは、文章語に漢字を使用することを受容することによって、形成された文化体系をさす。古代に固有語を表記する文字を持たなかった回りの国々が漢字を使用し始めた例が多い。もとは当然漢字の発祥地である中国から広まったもので、多くは古代中国の王朝時代に古代中国と朝貢関係をむすんでいた地域である。
漢字文化を持っている地域の総称を漢字文化圏という。 漢字文化圏の中でベトナムは漢字を完全に廃止しており、朝鮮半島でも朝鮮民主主義人民共和国では完全に廃止し、大韓民国では公共の場で出来るだけ用いないことになっている。しかし、これらの国々も含めて古文と言われるものは全て漢字で書かれているため、現代語の表記に漢字を用いなくても学習されることはある。詳しくは『漢字文化圏』を参照のこと。