狂言回し
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狂言回し(きょうげんまわし)とは、物語のほぼ全般に渡って、物語の進行に重要な役割を果たすキーパーソンのこと。
狂言の世界から生まれた言葉。今ではあらゆる分野のフィクション全般で広く使われる。
大雑把に言うと進行役と解釈しても良いが、進行役とは多少ニュアンスの違う役柄の場合もある。進行役と言うと終始出ずっぱりの様な印象であるが、狂言回しは必ずしも終始出ずっぱりとは限らず、物語を結末に向かって進めるための要所要所で顔を出して重要な役柄を果たす場合がある。
主人公ではないことが多いが、物語の根幹に関わるシーンで重要な役目を果たすことから、主役以上に強く印象に残ることがある。
[編集] 狂言回しの例
- 大抵はやられ役であるが、ごくまれにルパンをも凌駕する活躍を見せる。
- マントヴァ公爵(リゴレット)
- 女たらしの貴族、リゴレットに狙われるが、持ち前の悪運でまんまと逃げ出してしまう
- 彼は一応主人公であるが不死の超人であるため物事を達観し表舞台にはほとんど出ようとしない。それでいて千年単位で刻まれる宇宙年代記の歴史の転換点に必ずと言ってよいほど立会い、歴史の影で重要な役割を果たすため、狂言回し的な役割の主人公キャラと言われることがある。
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