現代っ子
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現代っ子(げんだいっこ)は、「現代におけるこども」という意味を原義としつつ、通例、戦争や貧困を知らず、システム化された社会の中で生きているこどもたちを指すことが多い語である。
第二次世界大戦後、特に高度経済成長期にこども時代を過ごした世代を指すことが多く、戦前・戦中世代から、皮肉を込めて呼ばれる場合が多い。「現代っ子」の語は、1962年に、教育評論家の阿部進が著書「現代っ子採点法」(三一書房)で用いたのが端緒である。
ただし、21世紀のこどもたちは、高度経済成長期における「現代っ子」のこども世代であり、「現代っ子」と呼べるのかは、はっきりとしていない。
[編集] 悪い意味で使われる場合
- 体力が極端に劣り、精神的に弱い子供に対して使う場合
- テレビゲームをしすぎて、あまり外で遊ばない子供。
- 大切に育てられすぎてわがままな子供。
- 家電製品に頼り過ぎて、すぐに冷暖房に頼ったり、テレビを見てダラダラ過す子供のこと。
- 核家族や一人っ子で育ったために、正しい敬語を使えなかったり、目上の人間を敬うといったことを知らずに育った若い世代の人々をいう。一般的に80年代後半以降に育った人間をさす。
[編集] 良い意味で使われる場合
- インターネットやパソコン、携帯電話、最新の家電などに強い青少年のこと
- 年功序列や安定志向などの戦後、日本人の思考を取り巻いていた思考から逸脱した、欧米型、もしくは革命的な考えを持った青少年のことをさす場合もある。