甌穴
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甌穴(おうけつ、かめあな)とは河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴。ポットホール(pothole)、またはかめ穴ともいう。
河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの弱い部分があるとそこが水流による浸蝕のためにくぼみとなる。このくぼみの中に礫が入ると渦流によってその礫が回転し円形の穴に拡大する。穴の直径、深さとも数cmのものから数mのものまでその姿はさまざまである。底に磨耗した小石が残っているものもある。有名な甌穴として寝覚の床や長瀞渓谷(ながとろけいこく)の岩畳がある。なお、波の作用によるものは海蝕甌穴、氷河性河流によるものは氷河臼という。
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